南極ポスト様ご依頼ペンギンの切手風目打ちシール

2024/04/04

南極ポスト様ご依頼ペンギンの切手風目打ちシール

こんにちは、東京紙器のコガです！
本日は、南極ポスト様にご依頼いただいた、世界のペンギンを網羅した切手風目打ちシールをご紹介します！

南極ポストさまについて

南極ポストさまは手作業を大切にされている作家さまで、南極や北極の動物イラストを中心に、シルクスクリーンや版画を駆使した作品製作を手掛けています。「贈る」ことを大切にした雑貨・紙小物を作り、イベント出展やオンラインショップ等での商品販売もされています。

今回ご紹介する切手風目打ちシール以外にも、エンボスシール、箔押しシール、レターセット、手刷りのトートバッグ等々…様々な印刷や加工を駆使した素敵な商品をお作りになっています。XやBOOTHもぜひのぞいて見てくださいね。

X

https://twitter.com/nankyoku_post

通販ページ

https://nankyoku-shop.booth.pm/
※現在通販はお休み中とのこと。次回は4月末に再開予定。

南極ポストさまには、過去にも切手風目打ちシールを何度かご依頼いただいています。
作品は他の記事や弊社SNSでもご紹介していますので、是非そちらもご覧ください。

作品のご紹介

今回南極ポストさまからご依頼いただいたのは、2枚で1つの絵柄になるユニークでかわいい切手風目打ちシールです。

まず、1つ目のデザインがこちら！

キングペンギン
ミナミイワトビペンギン
ジェンツーペンギン
フンボルトペンギン
マゼランペンギン
マカロニペンギン
ガラパゴスペンギン
シュレーターペンギン
キガシラペンギン

そして、2つ目がこちら！

ヒゲペンギン
ケープペンギン
キタイワトビペンギン
コウテイペンギン
アデリーペンギン
コガタペンギン
ハネジロペンギン
ロイヤルペンギン
スネアーズペンギン
フィヨルドランドペンギン

実は、この2枚のシールを並べると背景が繋がるようになっているのです。

よく見ると真ん中が南極大陸になっており、右側にはオーストラリア、左側に南米大陸がある地図になっていて、ペンギンの配置はおおまかな生息分布図になっています。「ペンギンは寒い地域に生息している」という印象の通り、ほとんどの種類のペンギンが南極を含めた南半球に生息しています。唯一、北半球に生息しているといえるのは、赤道をまたぐ位置にあるイサベラ島（ガラパゴス諸島）に棲むガラパゴスペンギンのみ。それ以外のペンギンは、南極大陸を囲むように流れている南極還流を中心とした海で暮らしています。

素敵なシールに魅せられ、ペンギンに関していろいろと調べてみたところ、こんなにもたくさんの種類がいたんだ…！と驚かされ、何より南極ポストさまのかわいいタッチのまま、しっかりと19種の描き分けをされていることがすごいと感じました。

例えば、「01キングペンギン」と「13コウテイペンギン」は、名前も見た目も似ています。この2種の特徴は大きなクチバシと大きなフリッパー(羽)、側頭部とクチバシの鮮やかなオレンジ色があるところです。ただ、よくみると側頭部の模様がコウテイペンギンは胸にかけて開いていて、キングペンギンは閉じているという違いがありまず。また、背中の羽毛の色はコウテイペンギンの黒に対して、キングペンギンは灰色という違いもあります。

作品でもこのあたりはしっかりと描き分けられていますね。

また、赤ちゃんの時の見た目もかなり違います。

コウテイペンギンは白と灰の愛らしい見た目ですが、キングペンギンは全身茶色で…まるでキウイフルーツのようです。19世紀まではキングペンギンが最大のペンギンとして知られていたのですが、その後それより更に大きなペンギンが発見され、「キング（王）」を越える存在として「皇帝」の名が与えられ「コウテイペンギン」とされたそうです。

ペンギンについてほかにもご紹介したい情報はたくさんあるのですが、話が長くなってしまうのでこのあたりで…。ペンギンの情報を知ったうえで、改めて今回の作品を見ると、また違った感動がありますね。