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グッドデザイン賞受賞!ミチムラ式の漢字eブック

嬉しいニュースが入ってきました。6月に当サイトの記事でも紹介したミチムラ式漢字学習法ですが、この度ミチムラ式漢字学習法の電子書籍「漢字eブック」が2021年度のグッドデザイン賞を受賞したそうです!おめでとうございます!!!最近は教科書も電子化しようという動きがあるなど、教育デジタル化が国を挙げて進んでいますが、新しい時代における漢字学習のニュースタンダードになるかもしれませんね。

子供が飽きないための工夫

漢字eブックは子供が漢字を覚えるための教材です。難しい・つまらないと思われたら使ってもらえませんから子供にも親しんでもらうための工夫が随所に凝らされています。例えば電子書籍の利点を活かして写真などの視覚情報をフルに用いることで子供の興味を引くようにしています。


部品の特徴と漢字の組み立てが直感的に理解可能

漢字eブックはiPadを使って閲覧するので、タッチ機能に対応しています。ミチムラ式漢字学習法の特徴の一つは「部品(パーツ)で覚える」ことですが、タッチするたびに漢字のパーツが組み合わさり1つの漢字になっていくので、直感的に漢字の構成を理解することができるようになっています。

また音声が再生されるので、2つ目の特徴「唱える」ことも耳で覚えられます。電子書籍であるがゆえに五感を活用した漢字学習ができるということです。


画面でも見やすく、読みやすいフォント

フォントにはUDデジタル教科書体を採用し、細かい部分も調整しているため、読みやすさを維持しつつ美しさも兼ね備えています。読みづらさは不要なストレスを子供に与えかねませんから、こういった細かい部分も継続した学習のためには大事です。

使用イメージもよりわかりやすく

漢字の奥深さを楽しんで知ってもらうこと、ひいては学習そのものの楽しさを知ってもらうことが「ミチムラ式」の最終目標だというのは前回の記事でも記載しましたが、漢字eブックも同じ目標に向かうための教材です。

漢字だけを覚えては適切に使えるようになったとはいえないので、言葉の意味を理解しやすいイメージ画像を数点掲載しています。漢字をどういったときに、どのように用いるかを理解しなければ、漢字の読み書きができても使うことができません。

イメージを含めて漢字を覚えることで、言葉への興味も深まるでしょう。


最大10台までインストールできるので家族で勉強ができる

ファミリー共有されたApple ID同士であれば最大10台の端末に、漢字eブックをインストールができるそうです。iPadならば持ち運びができるため、例えば外出したときなどちょっとした隙間時間に親子で楽しく学ぶことができるでしょう。体験と紐づくことで記憶の定着も強まると思います。


まとめ

今回の受賞は、ミチムラさんたちの創意工夫がグッドデザイン賞受賞という結果につながったもので、東京紙器が直接お手伝いをしたものではありませんが我々としてもとても嬉しく思っています。

これを機にミチムラ式が世に広まって漢字の苦手な人が1人でも減り、漢字・言葉に関心を持つ子供たちが増えるといいですね。筆者も大学生時代、国語国文学科に所属して日本語を学んだことがありましたが、やはり日本語を学ぶ上で漢字は切っても切り離せないものだと実感しました。ですから幼いころから漢字に親しみをもち、適切に使えるようになると、この国での人生経験はより豊かになっていくことでしょう。

このような教材でグッドデザイン賞を取ることは珍しいそうなので、興味がある方はミチムラ式漢字学習法のHPからチェックしてみてください!iPad持っていない方や子供に電子機器を与えるはチョットという方には従来の漢字カードも勿論オススメです!

 

【ご参考URL】

かんじクラウド株式会社のHP
https://kanji.cloud/

漢字カード、漢字eブックのオンラインストア
https://shop.kanji.cloud/

 

山田俊英
yamada-toshihide