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立体型の御朱印!『90度ポップアップ型御朱印』事例

先日『御朱印の世界』という記事(https://www.tokyo-shiki.co.jp/archives/3331)をアップいたしましたが、それを見てお問合せをいただくことも増えてきております。
様々な神社仏閣様で、こういうものを作ってみたいというアイデアを沢山いただき、我々としてもそのアイデアの豊富さに驚かされることばかりです。

御朱印と聞くと平面のイメージが強くありますが、先日静岡県藤枝市にある曹洞宗のお寺、牛頭山向善寺様にポップアップタイプの立体型御朱印をお納めしましたので、
今回は作成の経緯を含めこちらの事例をご紹介したいと思います。

 

その前に牛頭山向善寺様のご紹介

牛頭山向善寺(ごずさんこうぜんじ)は先述の通り、藤枝市(〒426-0019 静岡県藤枝市天王町1丁目5−30)にある曹洞宗のお寺です。
1662年創建で本尊は延命地蔵菩薩であり、駿河一国百地蔵尊第22番、藤枝七福神(恵比寿尊)でもある由緒あるお寺となります。
牛頭山というのは牛頭天王という祇園精舎の守護神であり、その加護を願い「牛頭山」という山号がつけられたそうです。

Instagramアカウント(https://www.instagram.com/kozenji_fujieda/
では、様々な御朱印の写真、お知らせをアップされているので、こちらも要チェックです!

 

曹洞宗とは

曹洞宗は、中国南宋代の禅僧である曹渓慧能、唐代の禅僧である洞山良价の2僧の頭文字から名づけられた道元禅師が開き、瑩山禅師が広めた禅宗、鎌倉仏教の1つです。
「南無釈迦牟尼仏」として釈迦を本尊とし、「正伝の仏法」を依りどころにして、坐禅により各人が悟ることを肝要とする教えとなります。
主に地方武家、豪族、下級武士、一般民衆に広まったとされ、男女平等、女人救済の思想が特徴となっているため武家の女性が多く信者となったと言われています。

参考:曹洞宗の公式サイト(https://www.sotozen-net.or.jp/

 

延命地蔵尊の御朱印

今回作成した御朱印は、向善寺のご本尊である延命地蔵尊が起き上がるように90度型構造(http://shikakegami.jp/structure/structure-1.html)が採用されています。

 

金色に見える黄色の紙(里紙という竹尾社のもの)を使い、地蔵尊を作成、さらに光背として曼荼羅模様の紙が来るように設計されています。
こちらは背景、曼荼羅、地蔵尊がそれぞれ色で打ち消し合わないように色合いを工夫しています。

延命地蔵尊の御朱印

また、表紙にも金箔を使った寺紋があしらわれており、非常に立派なつくりとなっています。


作成の経緯

もともとは紙仏のようなものと曼荼羅を使ったポップアップ型御朱印を作成したいというご依頼でしたので、繊細な加工、構造的な強度を保つために
90度型構造での作成をご提案いたしました。

更にデザインについても切り絵作家様に依頼をし、出来るだけ本尊の形状を維持したもの、造詣の美しさを保ったものにするべく、データを作成いたしました。
紙種類、厚み、色合い等弊社の経験や知識を基に何回かの修正を加え、結果このような素晴らしい立体型の御朱印を作成することができました。


簡単にはできない立体型御朱印

さて、前述の内容から推察できると思いますが、立体型の御朱印は平面と比べると何倍も難易度が上がります。
構造をどうするか、紙をどうするか、印刷は入るのか、パーツは何種類にするか、など考えなければならない事がとても多いのです。
弊社ではザックリとしたアイデアさえあれば、こういった難しく面倒な工程を全てうけおい、
サンプル作成→確認のうえで作成を進めることが可能です。(完全国内生産)


大切なことだから陳腐な物にならない様に

こういった特別な御朱印は、神社仏閣様にとって非常に大切な存在を扱うのですから、陳腐な物にしたくないという思いが強くあると思います。
そういった方々こそ是非ポップアップを含めた紙加工のプロである我々にご相談ください。

このようなポップアップは機械だけで出来るものではなく、必ず人の手が介在します。
神様や仏様を扱うものを機械だけで作るのかという抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、実際にはそういうものでもないということを知っていただけるとありがたいです。


お客様のアイデアが世の中にない新しい物を産み出す

今回は簡単ではありますが牛頭山向善寺様の立体型御朱印の事例をご紹介いたしました。
立体型の御朱印はまだ数も少なく、表現の可能性が極めて高いものであると感じています。
作成した我々自身もその素晴らしさに感動いたしました。

 

御朱印の作成にかかわるようになってから、例えば御朱印帳の未記入部分がすぐわかるようなインデックスを紙クリップで作成したり、
和紙シールとも言われるマスキングシールとポップアップの組み合わせなど新しいアイデアも沸いてきています。

お客様のアイデアから新しい物が産み出されていくのはものづくりに携わる会社としても冥利に尽きることです。

オリジナリティが高く、教えの素晴らしさをより尊く表現できる立体型の御朱印を作ってみたい、
新しいチャレンジをしてみたいと思われた方は是非一度お問合せください。

山田俊英
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