こんにちは、東京紙器です。
本日は株式会社スクウェア・エニックス様よりご相談いただいた、
新作ゲームソフト『オクトパストラベラー0』SNSプロモーション用のポップアップカード制作事例をご紹介いたします。
目次
『オクトパストラベラー0』について
旅立とう、君が創る物語へ──
『オクトパストラベラー0』は全世界500万本を突破した人気RPGシリーズ「オクトパストラベラー」シリーズの最新作です。
本作は、プレイヤー自身が主人公となる「キャラクターメイク」機能をはじめ、様々な新システムを搭載し、初代の舞台”オルステラ大陸”で、神の指輪を巡る復讐と復興の物語が描かれます。
Nintendo Switch2などの各種ゲーム機用パッケージ、Steamでのダウンロード販売など好評発売中ですので、ご興味のある方はぜひ遊んでみてください。
ご相談内容
さて、最初のご相談内容は下記のようなものでした。
「SNSに投稿するモチーフとして、ポップアップカードの制作を検討しています。それほど複雑な構図ではありませんが、ゲーム中の画面を再現するようなものを想定しています。例えば、ゲーム内に登場する建物があり、その前にキャラクターが複数いるといった絵柄です」
数量についてはSNS投稿用ということで、最小ロットでのご要望でした。
しかけがみでは極小ロットでの対応も可能ですので数部作成にてお請けすることとしました。
今回はお客様からカードのイメージ画像をいただけたため、それを基に再現可能な構造を検討することができました。
そこで、本作のテーマである”創る”にちなんで、新システムの1つ「タウンビルド」の様子を立体的に”創って”みることとしました。
構造




構造は家のパーツの前にさらにキャラクターが4人出てくる階段構造になっています。
背景画面と合わせて3段階の画面で構成しています。
またSNS用ということで展開A4サイズと大きいものになりますので、家とキャラクターの比率を崩さずに迫力のあるポップアップカードになっています。
製作における課題と解決策
構造上の制約
ご提供いただいたイメージでは、キャラクターやアイテムがすべてポップアップする設計となっていましたが、ポップアップカードの構造上、すべてを起き上がらせることは困難でした。
ポップアップカードは、台紙を動かすことによってパーツが起き上がったり連動する仕組みですが、これはパーツと台紙の間の張力によって実現されるものです。
したがって、パーツ単独では原則動かすことができません。
スクウェア・エニックス様にもその旨をご理解いただき、協議の結果、動きのあるモチーフとして建物とゲームのメインキャラクターを起き上がって見えるような仕組みを採用しました。
デザインのこだわり
構造としては極めてシンプルですが、背景と建物、キャラクターが違和感なく調和するよう、細心の注意を払って製作しました。
印刷品質への懸念と解決
もう一つ懸念したのは、ゲーム用の画像が印刷に使用できるかという点でした。
検証の結果、現在のゲーム画像は解像度が高く、印刷でもきれいに再現できることが確認できました。
用紙選定
使用した用紙は厚手のアラベールスノーホワイト。
自然なイメージと高級感を演出し、この選択もスクウェア・エニックス様にご満足いただけました。
製作期間
最初にご相談をいただいてから、約10営業日で納品いたしました。
デジタル×アナログの可能性

ゲームとポップアップカードの組み合わせ、つまりデジタルとアナログの融合により、プロモーションだけでなく、グッズとして販売されるような新しい企画の可能性を感じています。
画面の中の世界を手に取れる形にすることで、ファンの皆様により深くゲームの世界観を楽しんでいただける。そんな体験を提供できることを期待しております。
まとめ
今回はお客様にもご協力いただき、最速で納品することができました。
スクウェア・エニックス様、この度は素敵な案件に参画させていただき、ありがとうございました!
「しかけがみ.com」では、今回のように極小ロットでの製作も可能です。
ポップアップカードのような立体物は、「創る」部分をより強調してアピールすることができます。
この事例を参考に、ぜひポップアップカード製作にチャレンジしてみませんか?
東京紙器では構造設計から製作・納品までトータルでサポートさせていただきます。
オリジナルポップアップカード製作のご相談は「しかけがみ.com」まで!
「Ideaを形に。」
プロモーションに使用された動画と画像を下記に掲載させていただきます。
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