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紙の加工アーカイブ

レーザーカットが創りだすペーパーアートの世界

紙を切る方法には、1枚づつ切る方法とまとめて切る方法があります。

1枚づつ切る方法としては、はさみで切る、ナイフで切る、レーザーで切る、打ち抜くといった方法が考えられます。まとめて切る方法としては、断裁する、型で抜くといった方法が考えられます。

紙をはさみやナイフで切って制作されたすばらしい作品の例として蒼山日菜さん、HIROKOさんといった方々の作品があります。

弊社のレーザーカットの技術で100%再現することは不可能ですが、可能な限り作品に近づけるよう努力して製作したマルチプルをご紹介いたします。

従来の打ち抜く方法では作れなかったtwelvetoneさん、COCOOさんのPET樹脂のクリップやモビール、細かい折筋を必要とする三谷さんの立体折り紙などもレーザーカット、ならびにレーザーのハーフカット技術を利用して制作されたものです。

YUSEさんのベーコン付箋は従来の方法では製造することができませんでしたが、抜型の工夫と特殊な打抜機械を使用することによって、商品化することができるようになりました。

蒼山日菜 [Hina Aoyama]

蒼山日菜 [Hina Aoyama]

蒼山日菜さんは、フランス在住でヨーロッパを中心に活躍されている「レースきり絵作家」です。彼女からご自身の作品のマルチプルを作製したいとのことで、弊社に相談がありました。 彼女は作品のすべてを、小さなフランスの裁縫用ハサミで作り上げているのですが、実際の作品を拝見した時、そのあまりの繊細さにただただ驚き、正直レーザーカットでこれを再現するのはとても無理ではないかと感じました。

作業はまず、画像データをいただいて、それを基にベクトルデータを作るところから始まりました。 テストカットとそれをうけてのカットデータの細やかな修正作業を何度も繰り返し、彼女の作品に出来るだけ近く、尚且つカットデータとして最適なものへと仕上げていきました。 蒼山日菜さんのマルチプル作品を手がけたことにより、弊社のスキルもアップすることにつながりました。

http://www.hinaaoyama.com/welcomepage.htm

HIROKO

HIROKO

HIROKOさんは日本を中心に国内外で作品が紹介されるポップアップアーティスト。

切り絵のような繊細なカットを施したポップアップ作品のデザインに高い評価を得ており、第15回紙わざ大賞においては準大賞を受賞しています。

テレビや雑誌などでも取り上げられ、企業やメディアに数々の作品を制作・提供しています。

http://www.geocities.jp/h_pdr/index-jp.html

twelvetone [角田 崇]

twelvetone [角田 崇]

京都市立芸術大学美術学部デザイン科を卒業後、(株)コトに入社後、ゲームデザイナーを経て、大人の工作インテリア「パイプロイド」を考案。

企画/デザイン/製造/販売までトータルに手がけ、同商品では2007年グッドデザイン賞を受賞しています。

2009年より独立し、「遊べる・飾れるインテリアトイ」をキーワードにtwelvetone名義で新たに制作活動をスタートしました。

http://twelvetone.jp/top.html

COCOO [角田 恵理]

COCOO [角田 恵理]

京都市立芸術大学美術学部デザイン科を卒業後、カメラマンアシスタントを経てデザインプロダクションにてグラフィックデザインを担当。

2005年より、平面だけでなく手触り感や重量感のあるものへの創作意欲が高まり、雑貨制作を開始。意欲的に展示会を開催、出展されています。

猫モビールは数々の雑誌等に掲載され、長く愛されている作品です。

http://cocoo.jp/index.html

三谷 純

三谷 純

筑波大学システム情報工学研究科准教授。コンピュータ・グラフィックスに関する研究に従事。

1975年静岡県生まれ。2004年東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)。

2005年理化学研究所研究員、2006年筑波大学システム情報工学研究科講師。2009年より現職。

2006年より科学技術振興機構さきがけ研究員の職を得て折り紙の研究に従事し、コンピュータを用いた折り紙の設計技法などに関する研究を行っている。

著書に「ふしぎな 球体・立体 折り紙」(二見書房)、「独りで習う Java」(翔泳社)など。

http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/pukiwiki/index.php

YUSE 氷室友里 YUSE 渡辺祐

YUSE 氷室友里 
YUSE 渡辺祐

現役の多摩美術大学生のお二人にお会いしたのは、スパイラルで開催されたSICF11の会場でした。

展示会場にベーコンが展示されていたので思わず手に持ってみたら、それはなんと紙でできていたのです。しかも付箋。どうやって作ったんだろう?と、思わずお二人に声をかけたのがきっかけでした。

厚さ5mmがもあり、周囲は本物のベーコンの様に複雑なギザギザをしているのです。実はこの面白い付箋は、お二人の手作りだったのです。お二人はこの作品を商品化したいと考え、さまざま製作可能なところを探して回ったとのことでしたが、どうしても見つけられなかったそうなのです。

そこで弊社でなんとか製作できないだろうか、という好奇心から、約半年かけて前代未聞の複雑でリアルなベーコン付箋を量産する方法を考え、いろいろな角度からアプローチし、納得いく姿で仕上げる事ができました。この経験から、常識的なことにとらわれず、自由に発想する大切さを学ばせていただきました。